大阪市城東区の歯科クリニック 和田歯科医院


当院の考え方

ご挨拶

大阪市城東区・和田歯科医院の和田聖二です。山登りと古社寺・城跡が好きで、100名城と百名山制覇を目標に日本全国を歩き回っています。大学卒業後は大学院博士課程の院生として、また大学助手として、十数年の間、教育と研究に携わっていました。 研究室ではお口の基本構造を細胞や組織レベルで学び、それらがどのように病的な状態になっていくか、またどのようにすれば治癒していくかを、光学顕微鏡や電子顕微鏡を使って探求してきました。あわせて歯科大学の学生の教育指導も行ってきました。そして平成12年に縁あって、この地で開業し、平成20年にすぐ近くに新規移転しております。

 開業医になった現在は、研究室での経験を活かし、まずは生体のしくみを理解し、それを考慮した治療を心がけています。歯や歯肉、そして粘膜の発する兆候を正確に把握することができれば、より良い治療を患者さんに提供することができると考えています。

生体は無機的な物質ではありません。その細胞の隅々まで生命がみなぎり、それは個人個人によって特性が異なります。まずはそれを知ることが肝要です。インプラントなどの人工歯根は近年になってかなり発展してきましたが、完全というわけではありません。それは科学の先端でありながら、時によって生体にマイナスに働くこともあるという危険性もはらんでいます。とくに昨今の原発事故を見るにつけ、その危うさも感じています。治療はシンプルであるべきです。

また歯は身体の一部ですが、それらの集合体である歯列は顔面の構成器官として、重い頭部をバランス良く支える働きがあります。歯を失うことは頭部のバランスが崩れることにつながります。ですから、歯をなくしたままにしておくと姿勢が悪くなったり、リンパ液や血液が流れにくくなったり、頭を支える首の骨(頚椎)に負担がかかったりして、様々な不調を引き起こすことがあります。それを防ぐには、患者さんそれぞれの特性を活かした良い入れ歯が必要です。つまりその人に合った入れ歯は健康で長生きすることにもつながります。そんなおり、ミラクルデンチャーの存在を知り、中川英雄先生の指導を受けながら日々精進しています。この入れ歯は生体に優しく、歯の寿命も延ばしてくれ、何よりもよく噛めるという素晴らしい入れ歯なのですが、それを扱っている歯科医院はまだまだ少数です。

当院と縁を結ばせていただいた患者さんには、この入れ歯の良さを理解していただき、より健康な生活を送っていただければ、それは歯医者としてひとつの喜びでもあります。今の入れ歯に不満のある方、簡単に取り外しできないインプラントに不安のある方は、当院にご相談ください。

また院長は日本咬合学会の認定医です。良くない噛み合わせを改善したり、バランスの良い入れ歯を入れたりすることにより、肩こりや頭痛がラクになった方も大勢いらっしゃいます。歯だけを診るのではなく、身体全体の健康につながる歯科治療を目指していますので、噛み合わせなどについてもご遠慮なくご相談下さい。


院長:和田聖二
院長:和田聖二


当医院の特徴

当院では「長持ちする治療」を心がけています。ここ最近の文明の進歩はめざましく、歯科界も例外ではありません。しかしながら建築物をみても、最新の超高層建造物が何百年も持つというわけではなく、むしろ法隆寺のような古社寺にこそ、建築の真髄があるような気がする今日この頃です。先ほどの大震災でも、科学の最先端であったはずの原発が、多くの問題を産み出し続けていることは記憶に新しいところです。

歯科医療には「文明」の恩恵は欠かせませんが、それに甘えたおごりは逆に「不自然な結果」をもたらすかもしれません。科学は決して万能ではなく、「自然」をしっかり理解した上での医療が必要だと感じています。それでは「自然な治療」ってどのようなものでしょう?

生体(からだとこころ)のしくみをきちんと理解し、歯と周囲組織の健全な発育と加齢を見届け、傷ついた組織の自然治癒力を引き出し、もし歯科医師とスタッフが手を加えるならば、生体と調和のとれたものになるということを、常に考えなければならないでしょう。

確かにインプラントなどは「歯科医学」の先端かもしれませんが、多くの問題もはらんでいます。インプラントは骨の中にねじ込まれていますので強固にみえますが、逆に何らかのトラブルがあったときに簡単に除去できないという点がデメリットになります。また病気になって、歯のお掃除が行き渡らなくなれば歯肉が炎症を起こしやすくなります。入れ歯はシンプルでありながら装着感が良く、良く噛めることが大切です。そこで出会ったのが「ミラクルデンチャー」です。それは私にとってとても画期的なことでした。快適で良く噛め、次の手も打ちやすい「ミラクルデンチャー」をきっちりマスターすることが、今の私の目標です。

法隆寺や薬師寺の宮大工のように、歯科医師として「いい仕事」を残せたらな・・と、つくづく思います。